Daffy Duck in HollyWood

バッグスバニーがハリウッドレビューするエピソードはアニメ本編にもありますが、今回は主役を差し置いて ダフィーダックがロビンフッドやニンジャ・・・等々で大活躍する作品です。
ダックのグラフィックはかなり凝っており、原作の雰囲気をよく再現してると思います。また単純に凝っているだけではなく、センスもいいのでファーストインプレッションは上々(まあボスのグラフィックはもう少し考えて欲しかったですが・・・)。

ルールもダイナマイトを一定数集めるという単純なものです。武器は手裏剣などユニークなものがあり、特に「ホアタアー!」と空手チョップするのには思わず爆笑してしまいました。ちなみにパワーアップアイテムを入手して武器を強化することもできます。

難易度も初めて遊んだ時は数秒で昇天するかもしれませんが、敵の攻撃が異常に激しかったり・・・ということは少なく、マップを把握していたらそこまで難しくないかもしれません。

ただこの「マップを把握する」作業が大変です。例えば足場がわかりにくかったり、最低限クリアに必要なダイナマイトが隠し部屋にあったり・・・と見つけにくいことが多々あります。一応条件を満たしていないときは矢印マーク、満たしたときはGO!マークとフォローがあるので、ステージが進むにつれてだんだん目星がつくようになりますが、予備知識がないと投げがち。

さらにダメージ判定のある障害物(サボテン、枝・・・etc)と単なる背景も初見だと見分けにくい・・・というかわかりませんでした。それと突然敵キャラが攻撃してくるなど、意地悪な配置が多いです。

あと気になるのは最初詰まったかと思えば、中盤はいやに簡単だったり・・・とステージ毎の難易度(例えばダイナマイトの位置)がバラバラなことですね。ボリュームの面からこうする必要があったのかもしれませんが、せめて最初のステージ位は隠し部屋なしでも良かったのではと思います。
細かい部分ではポーズ時に表示されるスコア、残りダイナマイト数等は常時表示してほしかったかです。


全体としてはグラフィックや音楽のクオリティは高めですが色々とわかりにくい、好き嫌いの分かれる作品かもしれません。
この作品を楽しむには開発者に歩み寄ろうとする姿勢・・・みたいなもんが必要です。