第四次スーパーロボット大戦 インタビュー

ウインキーソフトを訪ねる
スタッフはかく語りき

ロボット対戦を作り続けてはや4年。大阪に会社を構えるウインキーソフトにて、「第四次」のお話しをうかがってきた。

扱うものが戦争なので軽くはできない
―まず、シリーズ一連のテーマというものは?
阪田 あまりごたいそうなテーマはいれようとは思ってませんでしたが、題材に戦争という基本のものがありますんで、軽く扱うことは避けようと考えてました。

―シリーズを重ねるごとに、政治的に高度な概念が出てきますよね。子供にはかなり難しいという・・・・・・。

阪田 盛り上げてくれる方が、年齢のいってる方々が多いんで、そういった方々の支持はキープしておきたいな、と思いまして。子供心にはおもしろくない、という気はしてるんですよ。だからといって避けちゃうと、あとあと残らない・・・・・・というか。

―複数の作品が出てくるわけなんですが、その辺の政治的概念をつなげるのもたいへんだったのでは。
阪田 世界観がきちんとそろっていたのが、ガンダム系だけだったんで、基本はそこから持ってきて、その周りに組み込んでしまえば何とかなるかな、と思いまして。すっきりとまとめるのにけっこう苦労しましたね。
―反省点などは?
阪田 作品ごとの確執を引きずった世界観というのは入れるようにしないと、と思っていたんですが、まとめる際にちょっと無理が出ちゃったかな、という気はありましたね。

第四次でシリーズは完結!?
―今回、異星人と和平を結んで、という形で終わってますが。
阪田 流れとしてはいったんここで完結してるんですよ。実は第三次で終わらせようかと半分思ってたんですが・・・・・・・。
―シュウが死にますよね。でも第三次までではマサキなどのオリジナルキャラやメカの設定の詳細がわかりづらい面がありましたが
阪田 オリジナルというより、ゲームのために別の作品から引っ張ってきたキャラクターというイメージがあったんですよ。EXに移行する際、その辺の設定が役に立って、やりやすかったことは確かですね。
じっぱ 第三次で、ホントは「こんなもんでしょう」という話しがあったんですが、ユーザーの方から要望があって、それじゃ、ということで。
サイバスターなどについて、ここらで説明しとこうと思ったんですよ。その時すでに第四次を作ることはわかってたんで。
―で、エンディングの予告、と
じっぱ さすがにこれ以上は、もうどんどん大きくなってしまったんで、今回で「今回の」SRWの話しはオシマイということで。
 もし要望があるんであれば、今度また改めて、別の世界として作るような形にしたいと思います。
高宮 今までの流れでは、新しいキャラに何を入れるんだという点でもつらいということもありますね

精神コマンドは原作設定+実用性
―合体ロボットで、ザンボット3だけ「幸運」を誰も持ってないんですが。あれはやはり、存在そのものが「幸運じゃないから」ですか?
阪田 持ってたらイメージに合わないだろうな、というのがありましたから。実用性もありますけど、それを外した部分でイメージ的なものは入れていきました。アムの愛とか、シーラの復活とか。
―ダンクーガチームが全員、熱血と気合持ってたりとか。
阪田 あれは外せないな、と(笑
じっぱ 実用性とは全然関係ない(笑
阪田 アムロは完全に実用性ですね。
コウとかキースはイメージ。

オリジナル主人公案は第三次からあった ―オリジナル主人公についてなんですが。
阪田 案自体は第三次の時からあったんですが、仕事量が多くてあきらめてたんですよ。今回はできるだけぶち込んでしまおうということで、初めから予定して作っていたんで、何とかなったんですけども。主人公はやっぱり、感情移入という点でいれたいというのは、前々から考えていたことでした。で、それが出るなら専用のロボットも必要だろうということで、リアルとスーパー系を用意しました。

―キャラのセリフ容量だけでも、相当ありますよね。8人分
阪田 本当はもうちょっと本編に絡ませたかったんですが、容量の関係であきらめまして。
―恋愛ポイントっありますよね。あれの増加の要素というのは?
阪田 イベントのセリフ選択や、特定のマップで2人とも出撃して、2人とも生き残っているとか。あとは説得の時ですね。下がることはほとんどないです。

禁断の存在は倒せるのか?
―ネオグランゾンなんですが、普通のやり方ではかなりつらいと思うんですが・・・。
阪田 あれは「やってほしくない」、やりたい人だけやってくださいというものですから。
―戒めですか。
阪田 戦争がテーマなんで、何も考えてないようなことはしたくないな、と思いまして。
―じゃあ、シュウを倒した後のENDというのは・・・。
阪田 BAD ENDですね。あれは
じっぱ 復活と激励と補給があれば、何とか。特殊主人公で奇跡があれば楽勝じゃないですかね(笑

[以後もインタンビューは盛り上がり、×××な発言も!?](終)