『魔装機神』〜その誕生から完結まで

気になったところ
・吉田さんは最初はユーザーとしてスパロボシリーズに触れていた。もちろんウィンキーソフト入社前
・昔はマサキやシュウの過去は阪田さんの頭の中にはあったけど、寺田さんは詳しく知らなかった。先輩も詳細は聞いてなかったようです(笑。なのでLOEはユーザーのような感覚で楽しめた。
・設定をきちんと決めていなかった所も色々とあった、サイバスターのコックピット内部や、魔装機が手で持つ武器とか。魔装機神や魔装機の武器攻撃演出もきっちり決まってないものがあった。ハードの性能やROM容量の都合の模様
・スパロボ コンプリートボックスのOPムービーは吉田さんが担当。
・魔装機神LOEの後にあった企画では、戦闘シーンはCGモデルを使う予定だった。当時、ナグツァートやトゥルークの三面図がアップしていた。この企画はSRW Fの企画が立ちあがったため中止に。
・ウィンキーソフトは昔からCGでロボットを作ることが大好きな連中が集まったような会社だった。
・ラ・ギアスの黎明期からの年表が存在していて、時系列ごとの出来事は決められている。
・ウィンキーソフトから最初に提示されたストーリー・プロットは、『魔装機神V』の話を受け継ぎ、マサキを主軸にしたものだった。寺田さんからの提案は、彼が行方不明になり、シュウが主軸になるという内容だった。
・完結編でラ・ギアスが滅亡の危機に瀕するという展開は最初から決まっていたが、本来は物語の中盤以降で描く予定だった。でも、寺田さんの方からお願いして、神聖ラングラン王国の中央部が封印され、マサキ達が行方不明になるという危機的な状況を序盤から見せることになった。
・新規のファンにラ・ギアスの世界観を改めて説明するために、サキト等の新キャラを登場させた。また目線が変われば魔装機神そのものがラ・ギアスの脅威にもなる存在だということを、もう一度描写した。
・寺田さんがアルメラが魔装機神や魔装機に対抗する兵器を開発しているという設定を思いついた。あと、地上人召喚事件の時に地上世界から人型機動兵器が持ち込まれているので、それを積極的に研究し、取り入れようとする国があってもいいな、と。それで、『スパロボOG』に出ていたスーパーロボット、ヴァルシオン改・タイプCFのデータを応用して作ったヴァルシオーガを出した。
・サキトの機体は、魔装機というカテゴリーの機体にしないで欲しいとオーダーを出した。魔装機神や魔装機に対抗する兵器なので、差別化を図りたかった。
・寺田さんは精霊機ライブレードという名前に馴染みがあったので「高霊機レイブレード」がしっくりきた。

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